2017.06.27 パンと手 その5

TOLO PAN TOKYO

じっとり湿り気を帯びて黒ずんだ、黴くさい土の匂い

キラキラと、鮮やかな緑色に蘇った苔の匂い

雨を纏った人々の体から漂う服の匂い

6月の雨の匂いにもすっかり慣れた。

雨音が庭木の葉をたたく音で目覚めることにも、

カバンに入れた、不意のにわか雨に備えた傘の重みにも。

雨降りが続くと、

本棚の隅に立てかけた、「The Sense  of Wonder」」(レイチェル・カーソン)を手に取りたくなる、、、、、

 

なんて、うっとり考え事してる場合じゃありません!

いかに無駄なく美味しいパンを売り切るか、あたしたちは日々天気予報とにらめっこなのです。

販売チームと製造チームの連携プレーがモノを言うこの季節、中継地点がパイルーム。

 

パンと手シリーズ第5回目の今回は、このパイルームのニューフェイスSmily kobayashi-kunの登場です。

 

Q1 食べるのが好きなパンは?

シード畑です。

とにかく生地感を堪能できるとこがいいです。

もちもちな食感と噛みしめると感じられるチーズのコク、そしてキャラウェイシードの爽やかさが気に入ってます。

お客さんにも積極的にすすめたいパンですね。

コーヒーを飲みながらそのままじっくり味わうことが多いけど、ポテトサラダとか、肉じゃが(もちろんお手製)に合わせることもあります。

和食とシード畑を押していきたいです^^

 

Q2 作るのが好きなパンは?

クロワッサンです。

自分が生地とどう向き合ったかがあまりにも正直に出てしまうという点で、より真剣にならざるを得ないし、だからこそ興味がつきません。

あと、今はパイルームで担当するパンしか作っていないですけど、今まで作ってきたパンの中では、バゲットも作るのが好きなパンです。

クロワッサン同様、職人としての腕が試されるパンのひとつだから。

 

Q3 パン職人にとって手とは?

一番、自分を表現できるもの

機械を使えば、効率的に同じものが作れるけれど、、、

やっぱり、自分の手で触って感じて、パンも自分も進化させていきたいです。

 

いつも朗らかなSmily kobayashi-kun、ゆっくりと、言葉を探しながら訥々と話してくれました。

 

さて、

トロパン製造チームへのアンケートから、はっきり見えたもの。

みんな、クリエイターでいたいのだってこと。

技術の習得や伝統の継承は、大前提ですが、、、

神秘さや不思議さに目をにはる感性 Sense of Wonder

トロパン製造チームでは、この感性を鈍らせることは許されないってことですね。

 

今年の夏は、どんな新作が生み出されるのかしらね^^